「もう寝たきりだから、歯医者は無理」——そう思ってあきらめていませんか。結論からお伝えすると、寝たきりでも歯の治療は受けられます。歯科医師がご自宅のベッドサイドまで伺う訪問歯科という保険診療の制度があるからです。多摩市の訪問歯科「おうちで歯科」が、寝たきりの方の歯科治療について解説します。

ベッドの上のままで、ここまで治療できます

ポータブルの歯科ユニットや吸引器を持参しますので、ご自宅の寝室やベッドサイドが、そのまま診療室になります。

  • 入れ歯の調整・修理・作り直し(合わない入れ歯は食事量の低下に直結します)
  • 虫歯の治療・歯石除去・歯周病のケア
  • 抜歯(全身状態を確認し、主治医と連携しながら行います)
  • 口腔ケア(歯みがきが難しくなった方の専門的な清掃)
  • 飲み込みの検査・嚥下リハビリ(むせる・食事が減った方に)

体位はベッドを少し起こした姿勢や車いすのままなど、その方が一番楽な姿勢で行います。血圧や酸素飽和度を確認しながら短時間で区切って進めますので、体力に不安がある方もご安心ください。

寝たきりの方こそ、お口のケアが命を守ります

寝たきりの方のお口の中は、汚れがたまりやすく乾燥しやすい状態です。そのままにすると、お口の細菌が唾液とともに気管へ入り、高齢者の死因上位である誤嚥性肺炎の原因になることが知られています。

また、合わない入れ歯や歯の痛みを我慢していると食事量が減り、体力の低下につながります。「食べられるお口」を保つことは、寝たきりの方の健康そのものなのです。

費用は保険適用。交通費もかかりません

訪問歯科は健康保険・介護保険が適用されます。1割負担の方で1回あたり約1,500〜2,000円が目安、交通費・出張費は0円です。障害者医療受給者証・生活保護医療券をお持ちの方は自己負担がありません。詳しくは費用の解説記事をご覧ください。

よくあるご質問

Q. 寝たきりで意思疎通が難しくても診てもらえますか?

はい、診察できます。認知症の方や意思疎通が難しい方の診療経験も豊富です。ご本人の体調やご様子に合わせて、無理のない範囲で少しずつ進めます。

Q. ベッドに寝たままでも治療できますか?

可能です。ベッドを少し起こした姿勢や車いすのまま、一番楽な姿勢で治療します。特別なご準備は必要ありません。

Q. 家族が申し込んでもいいのでしょうか?

もちろんです。実際、ご家族・ケアマネジャーさんからのお申し込みが大半です。Webフォームまたはお電話でどうぞ。

まずは「検診だけ」でも大丈夫です

初回はお口の状態の確認とご説明だけでも構いません。治療をするかどうかは、ご本人・ご家族でゆっくりお決めください。申し込みの流れは訪問診療の流れで詳しくご紹介しています。

おうちで歯科は、多摩市鶴牧を拠点に、多摩市全域・日野市八王子市東部町田市北部で訪問歯科診療を行っています。「寝たきりの父を一度診てほしい」——そんなご相談を、お気軽にどうぞ(042-311-8288)。