「口が渇いて話しにくい」「夜中に喉がカラカラで目が覚める」「入れ歯が粘ついてくっつく」——こうしたお口の乾燥(ドライマウス)は、高齢の方にとても多いお悩みです。「ただの渇きでしょ」と見過ごされがちですが、実はむし歯・入れ歯の不調・誤嚥性肺炎にもつながる、見逃せないサインです。多摩市の訪問歯科「おうちで歯科」が解説します。
唾液は「天然の守り」です
唾液には、お口を潤すだけでなく、食べ物をまとめて飲み込みやすくする・お口の中を洗い流す・細菌の増殖を抑えるといった大切な働きがあります。唾液が減ると:
- むし歯・歯周病が進みやすくなる(洗浄・抗菌作用の低下)
- 入れ歯が痛くなりやすい(唾液のクッションがなくなり、粘膜がこすれます)
- 飲み込みにくくなる(食べ物がまとまらず、むせやすくなります)
- 口臭・味覚の変化が起きることもあります
なぜ乾くの?主な原因
今日からできる保湿ケア
- こまめな水分補給 — 一気にたくさんではなく、少しずつ回数を多く
- 口腔保湿ジェル・スプレー — 市販品でOK。特に就寝前のひと塗りが効果的です
- 唾液腺マッサージ — 耳の下・あごの下をやさしくさする(嚥下リハビリ入門で紹介しています)
- よく噛む・お口の体操 — 噛む刺激とパタカラ体操は、唾液腺の良い運動になります
- 部屋の加湿・鼻呼吸の意識 — 特に冬場・就寝時に
歯科でできること
訪問歯科では、お口の乾燥の程度と原因を確認したうえで、その方に合った保湿ケアの処方箋をお作りします。乾燥で痛くなった入れ歯の調整、粘膜のチェック、介護者の方への保湿ケア指導もお任せください。お薬が関係していそうな場合は、主治医の先生と連携して情報を共有します(ご自身での服薬中止は危険です)。
よくあるご質問
Q. 口の乾燥は歯科で診てもらえるの?
はい、お口の乾燥は歯科の診療分野です。訪問診療でご自宅でも対応できます。
Q. 薬の副作用っぽい場合は?
自己判断での中止は絶対に避けてください。保湿ケアで和らげながら、必要に応じて主治医の先生と連携します。
Q. 保湿ジェルはどう選べばいい?
市販品で構いませんが、お口の状態で合うものが変わります。訪問時に実物を拝見してご提案できます。
▶ 「お口の乾きが気になる」——10秒セルフチェックはこちら
おうちで歯科は、多摩市鶴牧を拠点に、多摩市全域・日野市・八王子市東部・町田市北部で訪問歯科診療を行っています。お口の乾燥のご相談もお気軽に(042-311-8288)。